50代からのウィッグ ポータルサイト
ウィッグ販売の経験にもとづいて
予算や種類、選び方から使い方まで
わかりやすく解説しています。
ウィッグ導入を検討中のヘアサロン経営者さま、
販売店の開業を検討中の方も
ぜひご一読ください!!
ブログではファッションや美容など、
見た目の悩みに関する
あらゆることを掘り下げています。
人毛をウィッグに使う場合、加工せずにそのまま使うことはありません。
キューティクルが残っていると絡んで使えなくなるので、まずキューティクルを剥がします。すると白っぽい毛になるので、着色して、タンパク質でコーティングしていくんです。
質のいい人毛(若くて健康な髪)でないと、このような加工に耐えられません。
安く販売されているウィッグのなかには、質の悪い人毛を加工せずにそのまま使っているものもあると思います。
新品の状態だと、目で見て判断することはできません。半年ほど使ったところで毛がひどく絡んでしまうようなものは、加工をしていない人毛が使われている可能性が高いと思います。
↑↑↑当サイト
ウィッグの製造・販売・卸 株式会社i-three様の取材記事
から抜粋
残念ながら、年齢を重ねて細く弱くなった髪を使ってウィッグを作るのは無理なのです。仮に自髪をそのままネットに植えたとしたら、どんどん傷んで劣化していきます。毛根から抜いてしまった以上、傷んでいない髪に生え変わることはないですから・・・。
自髪を使って自然な見た目にしたい場合は、抜けた髪をまだ生えている髪に結びつけるエクステンションという方法がありますが、結びつけたほうの髪が抜けるときに一緒に抜けてしまうので、コストパフォーマンスに問題があると思います。
年を追うごとに蒸し暑さが増している日本の夏。
頭頂部やつむじの髪が少なくなっても、襟足の髪はたくさん残っている方が多いので、フルウィッグでさらに襟足を覆ってしまうと、まるでマフラーを巻いているのかと思うほど暑く感じられます。
そこで、頭頂部だけをカバーする小さなウィッグ(パーツウィッグ)をお店で勧められ、購入される方が多いのですが・・・
パーツウィッグは「うまく使えない」という声をよく聞きます。
たとえオーダーメイドで自髪の色や毛質に合うように作っても、だんだん合わなくなってきてしまいます。
自髪の量が減ってきたり、白髪が以前よりも増えて同じ色のヘアカラーをしても色味が変わってきたりするからです。
★夏に使える、ハーフウィッグ
そこでパーツウィッグとフルウィッグの中間にあたる、ハーフウィッグというものがあります。
ハーフウィッグは頭頂部から後頭部までをカバーするもので、襟足だけ自髪が出る大きさになります。
襟足は人目につきにくいので、色や毛質が完全に同じに見えなくても、あまり気になりません(ウィッグが茶で自髪が黒など、極端に違う場合は違和感が出ます)。
何カ所もピンで留める必要があるので、帽子のようにかぶれるフルウィッグよりはちょっと手間ですが、襟足まで覆わないので、フルウィッグと比べれば、かなり体感温度が下がると思います。
初めてウィッグを購入する場合、心理的に「なるべく小さいもの」を希望されることが多いのですが、小さいほど自髪となじませるのが難しく、そこだけポコッと浮いてしまいやすいので、購入する前によく検討なさってくださいね。
詳細は下記をご覧ください!
ハーフウィッグ
ウィッグ販売は、業種としては小売業となります。
店舗でウィッグに関するアドバイスをしたり、カットやスタイリングのサービスをしたりする場合は、サービス業にも該当します。
いずれにしても、特に免許は必要ありません。
自治体に開業届けを提出すればOKです。
■開業にあたって必要なもの
・お金
仕入れにかかる費用
オフィスや店舗の契約金
光熱費や人件費などの運転資金 など。
自治体や信金の創業融資を利用する方法もありますが、いまのように先が見えにくい時代は、できるだけ自己資金でまかなえるのが理想です。
・場所
オフィスまたは店舗。
無店舗販売の場合も、バーチャルオフィスを利用するなど、事業所としての場所(オフィス)がきちんとあったほうが信頼されます。
・もの
ドレッサーと椅子(1組)
商材(ウィッグ、専用シャンプーなどの関連商品)
ディスプレイ・カット・スタイリング・試着に必要な美容器具
レジ・電卓などの備品(タブレットPCで代用可能)
POPやショッピングバッグなどの消耗品
パソコン、スマホ、ウェブサイト など
初めて開業する場合、あれこれもと揃えてしまい、よけいな出費がかさみやすいです。
どんなお客様に、いくらぐらいのものを、月に何人くらいに販売するかなどを具体的にイメージしておくと、オープン時に揃えるものの種類や数が見えてきやすいです。
・人
技術スタッフ
販売スタッフ
理美容師の免許を持たないスタッフでもかまいませんが、ウィッグの毛量調整、スタイル変更など、さまざまな要望に対応できる技術スタッフが必要です。
また、販売に向いているスタッフがいないよりは、いたほうが数字が出やすいと思います。
・情報
ウィッグの種類、材質、製法、価格、選び方、メンテナンスなど。
当サイトにすべてまとめてあります。
・協力先
仕入先、相互リンクできるサイトなど。
既成品のウィッグは中国製がほとんどです。
品質にはバラつきがあるので、どこからどんな品質のものを仕入れるか、十分に検討してください。
★注意
ウィッグのサロンでカットしてよいのはウィッグだけです。
理美容師の免許を持つスタッフがいても、理美容室としての基準を満たした店舗でなければ、お客様の髪をカットすることはできません。
ヘアサロンでウィッグ販売を行う場合は、場所・お客様・技術スタッフが確保できているうえ、お客様の自髪もカラーやカットができるので、ゼロからウィッグサロンを開業するよりも遥かに有利です。
■実際に販売を始める前に検討するべきこと
・いつ、どこで開業するか。
・無店舗販売(通販、ネット通販)か、店舗販売か。
・ターゲットはどんな客層か(性別、年代、志向)。
・店舗販売の場合、商圏の特徴はどうなっているか。
・どんな商品が何個必要か。
・どこから仕入れるか。
・商品の価格帯をどのくらいに設定するか。
・費用対効果、損益分岐点などの検討。
・他のサービスとどう連携させるか。
↑理美容室のほか、衣装レンタル、コスプレ関連、写真スタジオなどとの連携が考えられます。
・どのように告知するか。
■ウィッグ販売の利点
・薄毛や脱毛などの人に言いにくいお悩みを解消して、笑顔になっていただける。
・自髪ではできない髪色や髪型を提案できる。
・ウィッグシャンプーやスタイリングなどのアフターメンテナンスも売上につながる。
・気に入って使いこなしていただければ、リピート購入していただける。
・ヘアサロンの場合は、けがや入院で美容院に通えなくなったお客様とのつながりを継続できる。
■ウィッグ販売の難しさ
・何をどう提案するかで悩む。
自髪の場合は髪質や毛量によって選べるスタイルが限られてきますが、ウィッグは色もスタイルも無限に選べるので、販売スタッフにはスタイリストやアドバイザーのような役割が求められます。
お客様が好む色・スタイルがご本人に似合うとは限らず、何をどう提案していくかが難しいところです。
・アフターサポートが不可欠。
ウィッグを上手につけるには練習が必要です。
特に部分ウィッグ(パーツウィッグ)は自然になじむようにつけるのが難しいので、販売時に練習していただく必要があります。
そうしないと返品やクレームにつながってしまいます。
1回練習しただけではうまくつけられないということもあるので、アフターサポートを忘れないようにしてください。
ウィッグ販売のための情報は、随時更新していきます。
初めてフルウィッグを使う方から、「サイズはあるの?」と聞かれることがあります。
■お答え
レディメイド(既成品)のウィッグはワンサイズとなっています。
(オーダーメイドの場合は高額になりますが、自分の頭のサイズに合わせて作ってもらえます。)
ただし、商品によって、大きめ規格、ふつう規格・小さめ規格というような分類はあります。ウィッグサロンで聞いてみてください。
服や靴と同じで、オーダーメイドでない限りジャストサイズとはいかないので、個人的にお勧めするのは下記のようなものです。
・後頭部にアジャスターがついている。
アジャスター付きのものは、帽子と同じで微調整ができます。
つけた瞬間はジャストサイズと感じても、長時間つけているうちにきつく感じるよようになる場合があるので、微調整できるウィッグがベターです。
・内側のネットが伸縮素材になっている。
頭の大きさや形に合わせて伸び縮みするのでフィット感があります。
長時間つけていても疲れにくいです。
試着をしたら、次のようなことをチェックしてみてください。
□きつい感じや痛みがないか
きつい、こめかみなどが痛い
→アジャスターをゆるめても解消しないようなら、ウィッグが小さいです。
□後頭部に隙間ができていないか
隙間ができる、フィット感がない
→ウィッグが大きいです。
大きいまま使うと不自然に見えたり、ずれやすくなったりします。
内側のネットを糸で縫ってサイズ調整することもできるので、購入したサロンに問い合わせてみてください。
□上に浮き上がらないか
サイズは合っているようなのに上に浮いてしまう
→形状が合っていない可能性があります。
伸縮性のあるネットを使ったウィッグを試してみてください。
既成品ではしっくりくるものがないという場合はお値段が張りますが、オーダーメイドを検討してみてください。
病院で抗がん剤治療と副作用のことを聞かされ、慌てて医療用ウィッグを探しにこられる方がたくさんいらっしゃいます。
皆さんが口を揃えておっしゃるのは、次のようなことです。
(1)ウィッグを使ったことがなく、何をどう選べばいいかわからない。
(2)医療用ウィッグをどこで買えるかがわからない。
(3)病院で紹介されたサロンがとても高額で不安になった。
(1)選び方
・医療用ウィッグとしてJISの認定を受けたものを選ぶ。
・ふだん使いを前提に、治療後も使えるものを選ぶ。
・つけてみて自分の気持ちが安定する色やスタイルを選ぶ。
(脱毛前に近くなる色やスタイルをおすすめしています)
<医療用ウィッグとは>
ウィッグの内側についているネットの素材が低刺激性のもの。
おもに、抗がん剤治療や過度のストレスで全体的に脱毛してしまった時のためのものです。
安心・安全な商品であることを証明するために、JIS規格の規定があります。
JISの認定を受けた医療用ウィッグには認定マークがついているので、マーク付きのものを選べば安心です。
<治療後も使う可能性がある>
医療用ウィッグを「一時的に使うもの」と決めつけてしまうと、治療中だけ使って治療が終わったら捨ててしまうということになりがちです。
でも、脱毛は薬剤の副作用だけで起きるわけではありません。
年齢を重ねるにつれて深刻化する場合もあります。
医療用であっても、ふだん使いを前提に、長く使えそうなものを。
自分にとって違和感がない色やスタイルのものがおすすめです。
(これは喜ばしくないことですが、病気が再発してまた治療を受けることになった時に、前に買ったウィッグがあれば、よけいな出費を抑えることができます)
(2)買える場所
百貨店やショッピングモールの中にあるウィッグサロン
病院と提携しているウィッグサロン
医療用ウィッグ専門のサロン
生活圏内にあるサロンをネットで調べ、前もって電話予約を入れて、体調が安定しているときに相談にいってください。
<いきなり入院になってしまった場合>
サロンに行くことができないので、病院を通じて購入するか、通販で購入することになります。
試着ができない、カットやスタイリングなどのアフターメンテナンスが受けられないといったことから、数万円もするようなものを購入するにはリスクが高いです。
この場合は、治療中だけ使うものとして、医療用ウィッグのレンタルを利用するほうがよいかもしれません。
(3)価格
医療用でも数万円から購入できる。
ローンを組まないと買えない額のものを強く勧めるサロンは避ける。
医療用ウィッグは肌に触れるネットの素材が違うということ以外は、普通のウィッグと同じです。
(人毛100%だとか、ネットの素材が地肌に近い色・質感でできているなど、こだわりが詰まった商品であれば、自ずと高額になりますが)
ローンを組まないと買えない額のものを強く勧めるサロンは信頼できません。
別のサロンに行くことをおすすめします。
一時的に使う目的で買うには高価なので、割引サービスやレンタルなど、ウィッグにかかる費用負担を軽減するためのサービスを行っている会社もあります。
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病院から紹介されたところで医療用ウィッグを買って後悔しています
■原則として返品できない
──デパートへ買い物に行ったら、ウィッグサロンの前で「試着だけでもいかがですか?」と声をかけられて、何十万円もするウィッグを買ってしまった──
という話を聞くことがあります。
その額は30万円弱という方もいれば、80万円超えという方もいます。
「ウィッグのことをよく知らないから、会社のイメージで買っちゃったけど、しっくりこなくて一度も使ってないの。このあいだ、やっとローンが終わったのよ・・・」
などと聞くと、あまりの金額にびっくりすると同時に、「もし私が娘だったら何と言うだろう」と考えてしまいます。
しかし、買ってしまった以上はどうしようもありません。
販売員からていねいに説明を受け、商品の特徴や価格などを納得して購入した場合、売り手と買い手のあいだで売買契約が結ばれたとみなされるので、原則として返品できないのです。
しかもウィッグは地肌に触れる商品なので、一度でも使ってしまうと匂いがつきやすいので、そういう理由からも基本的に返品不可となっています。
ただし、未使用であれば買った当日や翌日くらいに連絡をすれば返品を受け付けてもらえたり、別の商品に交換できる場合もあるので、購入したお店に問い合わせてみてください。
なお、明らかに強引な手法で高額商品を売りつけられたという場合は、最寄りの消費生活センターに相談してみてください。
■強引に買わされた場合は消費生活センターに相談を
たとえば、急に大量に脱毛してしまった、がんの告知を受けたばかりである など、精神的ショックを受けている状態だと判断力が低下している場合があります。
がん告知によるショックを受けた状態で、続けて「抗がん剤の副作用で脱毛が始まります。ウィッグを利用するなら完全に脱毛するまでの間に用意したほうがいいでしょう」などと病院で説明を受け、混乱したままの状態で焦ってウィッグサロンに来られる方が少なくありません。
下記のような場合は悪質とみなされ、返品ができる場合があります。
早めに最寄りの消費生活センターに相談してみてください。
・がん告知などでショックを受けた状態で、「早く買ったほうがいい」と購入を急がされた。
・試着室(閉鎖的な空間)で、複数の店員に囲まれて矢継ぎ早に説明された。
・「いま決めないと間に合いませんよ」などと、繰り返し不安を煽るようなことを言われた。
<病院で紹介されたサロンがあまりにもひどかった話>
先日、70代の女性からこんな話を聞いてたいへんな衝撃を受けました。
内容を要約すると
・病院から紹介されたサロン(有名なところ)に行ったら、「医療用ウィッグはこれです」と出されたものが1種類だけだった。
・70代なのにセミロングのストレートボブ。それをカットして使うんですと説明された。
・他に選択肢がないので27万円で購入したが、使えるわけがない。
テレビCMでも見るような有名な会社なので驚きました。
とてもお気の毒な話ですし、販売する側の倫理性や人間性が疑われます。
<病気になると判断力が低下しやすい>
がん告知のショックはたいへんなものだと思います。
誰でも判断力が低下してしまうでしょう。
焦りや不安を落ち着かせるために「すすめられたものは何でも買っておこう」という心理にもなりやすいようです。
私自身もアトピー性皮膚炎や難治性痒疹という皮膚疾患に悩み続けて、不当に高額なもの(薬ではなく、ただのお茶 3万円)を買ってしまった経験があるので、よくわかります。
このような、弱みにつけ込むような商売は、人としてやってはいけないことです。
高額な商品だけをすすめるサロンにも、そんなサロンを紹介する病院にも問題があると思います。
<脱毛が始まると焦ってしまう>
「治療が始まったらすぐに大量に脱毛し始めたので、早くウィッグを買わなくちゃと焦ってしまって、比較検討をする間もなく高額なウィッグを買ってしまった」という話を聞きます。
実際には「医療用ウィッグ」の認定をきちんと受けている商品でも数万円から購入できるものがありますし、経済的負担を少なくできるレンタルサービスもありますので、紹介先へ行く前にネットで検索していただきたいと思います。
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ただでさえ入院と治療にお金がかかるのですから、比較検討をしたうえで、後悔のないようにしていただきたいと思っています。
<ウィッグを使わない選択肢もある>
最近、”坊主女子”なる人たちが注目されています。
脱毛しても、ありのままの自分の姿を受け入れようというアクションを起こしている人たちです。
これはまだまだ見た目が若い人だからできることだろうと思いきや、私の友人のお母さまは、完全に脱毛してからウィッグなしで過ごしていたそうです。
「外出する時は帽子をかぶっていました。
治療が終わって半年くらいしたら、ベリーショートだった時の加藤登紀子さんくらい生えてきましたよ」
とのこと。
このように、必ずしもウィッグが必要とは限らないということも、お伝えしておきたいと思います。
■「医療用ウィッグ」とは、JIS認定を受けたものです
2015年から、医療用ウィッグにはJIS規格が定められています。
この規格では、直接頭皮に接触するネット部、スキンベース部、インナーキャップ部等のパッチテストによる皮膚刺激数・ホルムアルデヒドや、洗濯による堅ろう度と汗による堅ろう度の性能や試験方法などを細かく定めています。
この規格基準を満たしたものには医療用ウィッグのマーク↓がついています。
医療用ウィッグは治療を終えた後もファッションウィッグとして使うことができます。
完全に脱毛するとウィッグがぶかぶかするので、内側のネットを糸で詰めてサイズ調整を行います。
治療が終わって髪が戻ったら、もとのサイズに戻して使うことができます。
「一時的に使うものだから何でもいい」ということではなく、ご自身にとって違和感のない色・スタイル、しっくりくるものを見つけていただきたいです。
「私らしさ」を感じられることが、メンタルケアにもつながることを願っています。
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「ウィッグを買ったけど一度も使っていない」という話を聞くことがあります。
その1つとして、「つけて外出する勇気がない」というものがあります。
ウィッグをつけて人前に出るということは、コスプレなどで”変身慣れ”していない人にはとても勇気がいることだと思います。
特に、髪が少ない状態で年月を経てから初めてウィッグをつける場合、つけた時の見た目の変化がとても大きいので、鏡にうつる自分を見てドキドキしたり、「若作りと思われないだろうか」と不安を覚えやすいと思います。
そこで、ウィッグに慣れるまでの流れをまとめてみました。
(1)ウィッグを選ぶ段階で、自分にとって馴染みのある色やスタイルを見つける。
初めてのウィッグは、ご自身にとって馴染みのある色やスタイルをおすすめしています。
自分で「見慣れている」イメージに近いものを「しっくりくる」と感じられる方が多いです。
いきなり髪だけ”大変身”してしまうと、手持ちの服とのバランスが取れないなど、困ったことになりやすいので、今までしたことのない色やスタイルは、2つめ以降でトライするといいと思います。
(2)まずは、こまめに自宅でつけてみる。慣れたら家族や友人に見てもらう。
ウィッグをつけて鏡を見ると、別人になったような感覚を覚えると思います。
それで「楽しい!」とテンションが上がる人はいいのですが、不安や緊張が生じるようなら、まずはつけている自分の姿をこまめに鏡で見る習慣をつけてみてください。
見慣れてきたら、気心の知れた人にこっそり見てもらってください。
「似合ってる」「若々しい」「素敵」など、プラスのコメントがもらえた場合
→外出する勇気がわいてきます。
「うーん・・・」「どうかなあ」など、微妙な評価が出てしまった場合
→購入したサロンに相談を。
つけ方のアドバイスがもらえたり、カットやスタイル調整を行って、よりなじみやすくしてもらえたりします。
(3)デビューのきっかけを見つける。
お祝いごとなど、華やかなイベントはデビューのきっかけとして最適です。
たとえば、身内の結婚披露宴、祝賀パーティー、歌や踊りの発表会、お正月など。
”ハレ”の場では着飾ることによっておめでたい雰囲気を演出することが礼儀でもあるので、ウィッグをつけて出かけてもおかしくありません。
イベントの当日に、サロンでセットをしてもらってから出かける方もいます。
(4)少しずつ使う頻度を上げていく。
イベントの場で友人などから「素敵よー」などと言ってもらえば、自然とふだん使いをしたい気持ちになってくると思います。
ここまできたら、日帰り旅行や映画、ショッピングなど、ちょっと気分が上がる時にもつけていくというふうに、使用頻度を上げていってみてください。
ウィッグは決して安いお買い物ではないので、購入したらぜひ生活に取り入れていただきたいと思います。
■ファッションウィッグは、まわりの人を明るい気持ちにしてくれる
私の場合はウィッグアドバイザーとして売り場に立つ時につけているほか、雨や風で自髪(細いクセ毛)がまとまらない日にもつけています。
髪の色やスタイルによって似合う服が違ってくるので、現在はフォーマル用(セミロング)とカジュアル用(カールのついたボブ)の2つを使い分けています。
今年80歳になる私の母は、外出する・しないに関係なく、毎日ウィッグをつけています。
いくつになっても身だしなみに気を使ってくれるので、家族から見て「あーあ、年とっちゃって・・・」と切なく感じるようなことがなく、みんなが明るい気持ちでいられることがありがたいです。
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