ウィッグの用途

■ファッション

ふだん使い用として企画販売されているもの。
50代以上の身だしなみやおしゃれ用として普及しているほか、若い人でも「ショートカットに飽きてきた」「いつもと違うスタイルを楽しみたい」「就活用に黒めのウィッグが必要」などのニーズに応えて、さまざまな商品が登場しています。

★ここに注意
ウィッグ初心者の方は、いつもと違う色やスタイルのウィッグを選ぶのでなく、なじみのある色やスタイルを選ぶことをおすすめします。髪だけを大きく変えてしまうと、いつもの服や小物とのバランスが取れなくなってしまうからです。

■パーティー

婚活やお祝いの席など、華やかな装いが必要な時に使うもの。
特にニーズがあるのは、巻き髪・まとめ髪のシュシュやロングテールなどのアクセントウィッグ。後ろで結べる長さがあれば、手軽にアレンジヘアが楽しめます。

★ここに注意
あまりにもゴージャスなものを選んでしまうと、1回使っただけで終わってしまうこともあります。コスパをよく考えて、レンタルを利用することも検討してみてください。

■コスプレ

憧れのアニメキャラになりきるためのもの。また、ハロウィーン・クリスマス・バレンタインなどに使えるものが季節イベント商品として企画販売されています。時代劇や明治・大正時代の変身用などもあり、ネットショップを通して安価で入手することができます。

★ここに注意
コスプレ用のウィッグは毛材がツヤツヤして、お人形の髪のようなものです。色も奇抜なものが多く、ふだん使いはかなり無理があるので、ご注意を。

■和装

シニヨンが手軽にできるウィッグ。後ろで結べる長さがあれば使えます。

[医療用]

ウィッグの内側についているネットの素材が低刺激性のもの。おもに、抗がん剤治療や過度のストレスで全体的に脱毛してしまった時のためのもの。 肌に直接つけても刺激が少ない素材で作られています。サイズの調整が可能な商品なら、髪が生え始めてからも普通のウィッグとして使い続けることができます。

一時的に使う目的で買うには高価なので、割引サービスやレンタルなど、ウィッグにかかる費用負担を軽減するためのサービスを行っている会社もあります。

★ここに注意
※過去に、一般用のウィッグを"医療用"として高く売る商法が問題になりました。必ずJIS規格の認定を受けたものを選ぶようにしてください。