年齢とともに肩まわりがたくましくなってきた。
カーディガンはもう着ないほうがいいみたいだ。
じゃあどうすれば??? 秋はすぐそこです。
肩幅だけが原因ではない!
じつは、肩幅が広いだけでたくましい印象になってしまうわけではありません。
たとえば背の高いファッションモデルや女優は、肩幅も広めです。
(背の高さに比例して肩幅が広くなるため)
が、背が高く痩せているので細長い逆三角形のシルエットになり、カッコよく見えるんです。
図:左は前から見たイメージ。右は真横から見たイメージ。
肩がたくましく見える3つの要因
肩まわりがたくましく見える原因を1行でまとめると
肩幅 × 肩まわりの厚み × 腕のボリューム感 → 肩まわりがたくましく見える
です。
↓わかりやすくするために、誇張した図を作成。あしからず。
1 . 肩幅が広い
前から見てたくましい
2. 肩まわりに厚みがある
背中側に肉がついてきて、横から見てもたくましい
3 .二の腕にボリュームがある
二の腕がたるんだり太くなったり。
他の要因と合わさると、どの角度から見てもたくましい
要因がどれか1つの場合
・たくましさを強調するアイテムを避ける。
・たくましさが目立たなくなるアイテムを選ぶ(体型カバー)。
要因が2つ以上ある場合
・体型を拾う素材(柔らかい素材)を避ける。
ふんわり素材で迫力が増す
悲しいことに、柔らかくて着心地のいい素材ほど、体にフィットして体型をそのまま拾ってしまいますよね。
(服の下の肉体がシュッとしていてハリがあれば問題ありません)
コーデを間違えるとたくましさが増す
肩幅がある人(私)が肩にボリュームを足すと、すごいことになります。
たとえば厚手のニットやストールを肩に掛けるとか、ボリュームのあるバッグを肩に掛けるとか。
仕事で荷物が多い時は、トートバッグを手に持つようにしています。
「季節代わりはカーディガン」をやめて、ジャケットを着る
カーディガンを肩に掛けて鏡を見るたび愕然とする私に朗報です。
テーラードジャケット+センタープレスのスラックスという正統派の着こなしが復活してきているのです。
丈もお尻が隠れるくらいの長さになってきたので、大人にはうれしい傾向。
【2022-23秋冬トレンド】注目ファッションキーワード21を徹底解説|流行アイテム・カラー・テイスト
単なるスーツスタイルにならないように、カジュアルな靴やバッグを合わせたり、カットソーをインナーにしたりしてみてください。
肩まわりが気になる人でも、こんな感じならいけそう。
しかし、肩だけでなく上半身全体にボリュームがある場合はどうしましょう?
まず生地は薄手のものを選ぶ。
ややオーバーサイズにデザインされていて、ストンと落ちるもの。よけいな装飾がないもの(衿がなく、Iラインで直線的なもの)。
ノーカラージャケットはもはや定番化しているので、丈さえ意識すれば流行遅れな感じは出ないかと思います。
カーディガンよりは遥かにトレンド感を出しやすいですし、フォーマルにもカジュアルにもアレンジしやすいデザインです。
衿がない分だけ生地のボリューム感が抑えられ、体の厚みも目立ちにくいです。
ジャケットはフィッティングが命
1.試着でへんなシワが出ないかチェックする
バブル世代には蛇足でしかないですが、ジャケットはフィッティングが命。
身幅は少しゆとりのあるものがトレンドですが、袖ぐりや肩幅が大きすぎると、あちこちにシワが浮いてきてしまい、残念なことになってしまいます。
2.メリハリ体型にIラインは微妙
ウエストとヒップの差が大きいメリハリ体型の場合、ジャストサイズのIラインはヒップにシワが出てしまい、1サイズ大きくすると、ズドンと着太りすることがあります。
その場合は、ウエストをややシェイプしたほうがきれいに見えると思います。
日本の着物に着想を得たデザインは、体型を選びません。
そして、やや着崩すことで洒脱な感じが出せます。
50代以降にはうってつけだと思っています(とはいえニット素材は避けたほうがよい)。
シフォンブラウスをやめて、カットソーやシャツブラウスを着る
昨今のトップスは、ネックラインのトレンドサイクルが猛烈に早いです(若い人の間で)。
クラシックなスタンドカラーも懐かしかったですが、今度はオープンカラーシャツ(開衿シャツ)が人気だそう。
私の世代から見れば、東海道新幹線が開通した頃のもの。
星飛雄馬のお姉ちゃんも着てましたよね。
世のおじさんたちもこういうのを着て、あれこれ言っていた。
「もはや戦後ではない」
「記憶にございません」
ネット検索してみると50代に圧倒的に人気があるのは、最もスタンダードなシャツカラーのようです(ワイシャツと同じ作りの衿)。
そしてダントツ人気は白のシャツワンピ(チュニック丈やロング丈)。
秋からはロング丈のベストやジレを重ねるのが定番です。
流行に振り回されない年代とはいえ、けっこうみんな同じコーデをしていますね・・・。
私はカチッとしたシャツが似合うほうではないので、カシュクールを探して買い足したいと思っています。
管理者プロフィール
@over50_wig
ライター/エディター
編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立。大手新聞社の月刊誌などで医療・健康分野を中心に取材活動を続けた後、現在は文化系法人専属の編集者。また、さまざまな実用書のディレクションにも携わっています。
自分の体型に合う服を知るため、2022年から洋裁の通信講座を受講して型紙作りから学んでいます。