髪の研究:自分の髪のキューティクルを見てみた

 

顕微鏡アプリやスマホ用マクロレンズを使って髪のキューティクルを見てみたい!

という人はかなりいるようです。が、

髪の毛をただ拡大しても、キューティクルは見られません。

 

キューティクルを顕微鏡で見るための基礎知識

 

◉毛髪は光を透過させないので、そのままではキューティクルを観察できない。

 

標本を作れば観察できる。

 

200倍ほどあれば観察できる(小学校の理科の実験で使ったような一般的な顕微鏡で見られる)。

 

参考にしたサイト

群馬大学 理工学部 毛髪の表面を解析しよう

 

[私が使ったもの]

 

□顕微鏡(Vixen SB-500)最高倍率500倍

小さなものを見たいという好奇心から購入し、クローゼットで眠っていたもの。

※現在はデジタル顕微鏡が主流。

 

□プレパラート

顕微鏡といっしょに買っていた。

 

□速乾性の液体のり フエキ グルー21

 

□ピンセット

細かい作業をするために持っていた。

 

□キッチン用バット

調理に使っているものの1つ。

 

□ホコリよけの不織布

レンジフード用に買ってあった。

 

□検体

洗髪後のブローで自然に抜けた自髪。

 

[標本を作る]

 

(1)検体を用意する(できるだけ太くまっすぐな髪)。

(2)プレパラートに液体のりを広げ、爪楊枝で表面をならす。

(3)髪がガラスにつかないよう、のりの表面に髪をそっと載せる。

(4)バットにガラスを移す。

 

(5)ほこりがつかないよう、不織布などのカバーをかけて乾燥させる(速乾性でない普通ののりなら2日前後)。

 

(6)完全に乾いたら、そっと髪を取り除く。

 

[観察する]

 

(1)直射日光が当たらない明るい場所に顕微鏡を置く。

(2)光が適切か(明るく見えるか)確認する。

(3)レンズを低倍率の状態にする。

(4)プレパラートをステージに置いて、対物レンズをギリギリまで近づける。

(5)見たいものが真ん中にくるよう、プレパラートの位置を調整してクリップで固定する。

(6)少しずつ対物レンズをプレパラートから離していき、ピントが合った位置で観察・撮影する。

(7)見え方が小さい場合は倍率を上げる。

 

光学倍率 = 対物レンズの倍率 × 接眼レンズの倍率 

 

対物レンズ:観察対象に近いほうに設置されているレンズ。

接眼レンズ:自分の目に近いほうに設置するレンズ。

 

[観察結果]

 

・キューティクルは100倍でも見られることがわかった。

・200倍、250倍だとくっきり見える。

 

[注意点]

 

・液体のりをチューブから出すとき、のりを塗るための口をつけたままだと気泡が入りやすいので、口を外して使う。

 

・くせ毛はくるくる回転して固定しにくい。くせ毛を観察する場合は端っこをテープで固定しておくとよい。

 

・参考サイトの記述から引用:

「別々の毛髪のレプリカを比較するときには、顕微鏡の倍率、写真を撮る時のカメラの倍率、画像を表示するときの倍率、をすべて同じにする必要があります。

顕微鏡の倍率やパソコンの拡大倍率は数字ではっきり決められますが、携帯電話やスマートフォンのズームを一定にするのは難しいので、全くズームしないか、フルズームで撮るか、どちらかにするとよいでしょう」

 

くっきり見えるのに、見たままを撮影できない!!(泣)

 

観察には思ったより簡単に成功しましたが、別の問題が発生。

スマホで撮るとうまくいかないのです。

 

↑試行錯誤して撮ったなかで、一番ましだったもの(そのままではキューティクルが見えにくいため、白黒にしています)。

 

とりあえずキューティクルを見ることができた。

パッと見で、ダメージヘアではなさそうな気がする。

という2点で大興奮しているのに、これでは誰にも共感してもらえない〜〜〜。

 

その後、スマホホルダーやマクロレンズも導入したものの、満足な撮れ方ではなく試行錯誤中です。

こちらは白髪を見たもの。

キューティクルの状態は黒髪も白髪もあまり変わらないように見えます。

ところどころ茶色い斑点のようなものが見えるのは、おそらくカラートリートメントです。

「カラートリートメントは髪の表面を染めるだけで、キューティクルの中に入り込まない」という商品説明の裏付けになるように思われます(まだ仮説レベルです)

 

もう少しまともに撮影できるようになったら、ヘアカラー使用後のキューティクルなど、いろいろと調べていくつもりです。

 

 

管理者プロフィール

@over50_wig
ライター/エディター
編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立。大手新聞社の月刊誌などで医療・健康分野を中心に取材活動を続けた後、現在は文化系法人専属の編集者。近年は20〜30代のクリエイター取材にも取り組んでいます。

生まれつき強いくせ毛。年齢とともに髪が細く広がるようになり、雨と風の日はファッションウィッグを使用。介護施設で美容ボランティア(洗髪後のドライヤー係)、ウィッグサロンで販売と相談業務の経験あり。