50代からの髪質改善:引き算ヘアケア4年間の記録

 

「年をとったら髪にツヤがなくなった」

「髪が薄くなって恥ずかしい」

 

これらは、若い頃からパーマやカラーを繰り返してきたという高齢女性の方々から聞いた言葉です。

介護施設での美容ボランティアや、ウィッグサロンの店頭で、私が直接聞いたものなんです。

 

一般に、髪質の低下や毛量の減少は「老化によるもの」といわれています。

ですが私は、パーマやヘアカラーによるダメージも想像以上に大きいのだろう!と考えています。

 

「年だからしょうがない」は思い込み?

 

 

私は生まれつき強いくせ毛で、歪みの大きい髪とチリチリした髪が混在しています。

 

↓髪を洗ってタオルドライした直後の状態

これが本来の髪質です。

 

縮毛矯正後、チリチリ髪が激増。

 

2018年から髪質改善に取り組んで、現在はこうなっています。

 

それなりに結果が出ていると思うので、「やめたこと」「変えたこと」を総ざらいしてみました。

より詳しい比較写真などはリンク先をご覧ください。

※通販CMのような演出はいっさい加えていません。

 

50代前半:縮毛矯正で大ダメージ

 

 

2018年春

髪全体に縮毛矯正をかけた結果、武者人形化(!!)。

以降、毛先だけでなく、根元に近いほうまでハリやコシがなくなり、パサつくようになった。

 

2020年12月31日

この日の天気は晴れ。つまり湿度の影響なし。

ですが、ヘアアイロンを使ってこの状態。

「年だからしかたがないのかな・・・」と思っていました。

 

(1)縮毛矯正をやめた

 

伸びたら切る!を繰り返し、約2年かけて矯正部分をなくした。

 

詳しいまとめ

50代くせ毛:縮毛矯正やめてよかった。3年間のまとめ

 

2021年

100%本来のくせ毛が復活

こうなると、やはりスタイリングが大変!

この頃はまだヘアアイロンなしで生きていく自信がなく、毎日必ず使用。

カーラーで巻いてからストレートアイロンを使い、写真のような状態にしていた。

 

(2)シャンプーの回数を減らした

 

「髪質改善は可能」と美容師さんから励ましをいただき、まずシャンプーの回数を減らした(シャンプーしない日はお湯だけで洗う)。

 

2021年9月

髪に少し元気が戻ってきた。

アイロンを使わなくても、湿度が低い日なら写真のような仕上がり。

 

詳しいまとめ

50代:シャンプー回数を減らしたらクセが出にくくなった

 

(3)ヘアアイロン、ヘアカラーを使う回数を減らした

 

雨の日でもできるだけアイロンを使わないようにし、ヘアカラーもできるだけ使わないようにし始めた。

代わりにカラートリートメントの使用回数を増やした(ごくたまに市販のヘアカラーを使用)。

 

2022年2月

ヘアアイロン、ヘアオイルなしでも、ここまでまとまるようになった。

 

詳しいまとめ

50代くせ毛:細かいチリチリは簡単に抑えられます

 

 

2022年3月13日

アイロンやツヤ出しのワックスは使わず、この状態。

確実に年をとっているのに、髪質は逆に若返った感じがしています。

 

(4)シャンプーを変えた

 

2022年7月

クラファンで開発されたという、くせ毛用アミノ酸シャンプーを使い始めた。

独特の洗い上がり感があるが、髪にツヤが出て絡まなくなった。

湿度が高い日・雨の日でも、かなりくせが出にくくなってきた。

ヘアアイロンなしで写真の状態。

 

★頑張ってもずっと改善しなかった後頭部・外側の毛先を比較

 

2022年1月(シャンプーを変える前)

 

2022年7月(シャンプーを変えた後)

 

詳しいまとめ

50代:くせ毛用アミノ酸シャンプー"12/JU-NI"を使ってみた

 

(4)ドライヤーをナノケアに変えた

 

2022年7月

他のドライヤーと比較して圧倒的に広がりにくく、髪が落ち着きやすい。

 

詳しいまとめ

50代チリチリするくせ毛:どんなドライヤーを使うべき?

 

 

2022年12月

なんとこれ、寝起きの状態です。

もはや強いくせ毛だということが信じられなくなってきました。

 

が、もちろん髪を洗った直後の状態は昔も今も同じです。

(=湿度の高い季節はくせが出るということ)

 

くせが出にくくなった原因として考えられること

 

・美容院で毎回くせが出にくいカットをしてもらっている(くせを生かすカットの逆)。

 

・上記の対策によって髪質が改善した。

 

・髪が絡まなくなったので、ブラシで引っ張るようなブローをしなくなった→摩擦による縮れ毛がなくなった可能性。

 

一般的に、くせ毛対策は「縮毛矯正」or「くせ毛を生かす」の二択しかないと思われています。

が、ダメージヘアや髪が絡みやすいカットが原因でくせが強く出ている可能性もあるのでは。

縮毛矯正をやめて、くせが出にくい(くせを生かさない)カットや、髪が絡みにくいシャンプーを使うという第三の選択はいかがでしょうか?

 

管理者プロフィール

@over50_wig
ライター/エディター
編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立。大手新聞社の月刊誌などで医療・健康分野を中心に取材活動を続けた後、現在は文化系法人専属の編集者。近年は20〜30代のクリエイター取材にも取り組んでいます。

生まれつき強いくせ毛。年齢とともに髪が細く広がるようになり、雨と風の日はファッションウィッグを使用。介護施設で美容ボランティア(洗髪後のドライヤー係)、ウィッグサロンで販売と相談業務の経験あり。