■50代から:やめたほうがいい?ヘアスタイルとは
・無造作ヘア
目の下や頬のまわりなどに年齢が出やすくなっているので、髪が無造作だとオシャレどころか”疲れた人”に見えてしまう危険が・・・。
強いクセ毛の人に、美容師さんがクセを生かしたスタイルを提案してくれることがありますが、個人的には、それによってスタイリングの難度がさらに上がってしまうと感じています。
・ポニーテール
50代以上でポニーテールはあり得ない!!イメージがありますが、ごくまれに毛量の多いご高齢の方がしているのを見ることがあります。
単に「髪が多いからまとめているんだな」という印象になるか、どこか浮世離れした印象になる気がします。
・長めのボブ
ボブカットのなかでも、長めのボブは頭部が重たく見えてしまいます。
また、直線的な縦ラインが強調されるので、フェイスラインのたるみを強調するリスクも。
・ただのロング、ただのセミロング
どんなスタイルにしたらいいかわからず、ただ伸ばしている状態。
なんとなく、もっさりした印象になります。
私自身が少し前までこの状態でした。
強いクセ毛で、カットをしてもスタイルが生かされないので、見えないところをピンで留めやすいよう長めにしていたのです。
髪の長さ(量)に比例して髪のパサつきやうねりが目立つようになるので、縮毛矯正をするなど、何らかの対処が必要です。
もともとストレートの人の場合は、髪の長さに比例して髪が下へ引っ張られることによって、地肌が見えやすくなることがあります。
・まとめ髪、ひっつめ髪
ある男性美容師さんが、40代を過ぎたらやめたほうがいいと言ったのがまとめ髪です。
単に後ろでひとつにまとめるスタイルは、たるみ始めたフェイスラインが丸出し。
かといってサイドを下ろすなど、アレンジを加えたまとめ髪は”若作り”になる危険があります。
ふだんから和装をしている女性のお話によると、最近は和装でもまとめ髪ではなくショートやボブの人が増えているそうです。
・ベリーショート
剛力彩芽さんなど、若い人がすると中性的で都会的、モードな雰囲気になるスタイル。
ですが、顔まわりの変化が目立ち始める50代以上の場合は、単に中性的(というか男性的)になるスタイルといえそうです。
特に顔そのものがが丸出しになるような男性的なベリーショートは、いくつになってもファッションが尖っているような、スタイリッシュな方以外は避けたほうがよさそう。
同じベリーショートでも、由紀さおりさんのようなボブ系ならやさしい印象になりますね。
ヘアケアやスタイリングが面倒という理由でこの髪型にする方もいますが、ジェンダーフリーを外に向かって表したい方、女性的に見られることを好まない方がこのスタイルを選ぶことも多いです。
そのような思想に基づくものは個人の自由なので、コメント略とさせていただきます。
■難度が高いカジュアル、マニッシュ、ボーイッシュ
まとめてみると、50代以上にとって難度が高いのは、カジュアル、マニッシュ、ボーイッシュということに。
もちろん、もともと都会的でスタイリッシュな雰囲気をお持ちの方には似合うと思います。
■難度が低めなのはキュート、フェミニン、フォーマル
年齢を問わず一般的に好印象を持たれやすいのはキュート、フェミニン、フォーマルです。
ベリーショートにするにしても、この路線であればやさしくふんわりした印象に。
たとえば在任期間が歴代最長となった某首相のご夫人は、丸みのあるショートヘアですね。
もろもろの報道内容は別として、単にあのルックスを目にするだけで悪印象を持つ人は少ないと思います。
ただ、この路線でもロングヘアのフェミニン(たとえば縦ロール)やフォーマル(たとえばCカール)は、重たくもっさりした印象になりやすいので、セミロングやショートで模索してみるとよいのではと思います。
■”若作り”に陥らないために:すぐできる自撮り
50代を過ぎて特に変化が目立つ部分といえばフェイスライン。
私はまだまだ大丈夫!と思っていると、ファッションやヘアスタイルを選ぶときに実際とのズレが生じやすくなります。
顔まわりは、いろいろなアングルから自撮りをすれば変化を自覚できるのです。
特にわかりやすいのが真正面と真横のアングルです。
決して進んで見たいものではありませんが、ときどき撮影すると自分の見え方を客観視することができ、”若作り”回避につながります。