50代:くせ毛の教科書[梅雨〜台風シーズンの基礎知識]

 

私のくせ毛は美容師さんも怖気づくほどのレベルです。

ここでは、個人的な調査結果をまとめています。

 

「くせ毛を生かす」の妄想

 

くせ毛を生かしたいなら、くせが出にくいカットにするのが一番です。

湿気の多い日は自ずとくせが出てしまうので、それでちょうどよくなるはずです(くせが弱い人の場合は)。

 

くせ毛の人が、くせが出やすいカットをした場合、寝起きにしか見えない頭とか、元祖ソバージュ・ヘア、ヘビメタの人のようになります(経験済み)。

 

私の場合、湿気の多い日に仕事で人と対面すると、相手にあからさまに引かれてしまいます。

見てはいけないものを見たという感じのリアクションですね。

大人の黙殺はダメージがとても大きいです。

 

女性らしさとか若見えが云々ではなく、社会生活を無難に送るために、くせ毛をどうにかする必要があるわけです。

 

くせ毛のボーダーラインは湿度60%

 

雨だろうと晴れだろうと、これより湿度が高いと髪がチリっとしやすく、うねりも出やすくなります。

 

晴れ/雨:スタイリング後の比較

 

晴れている日(屋外の湿度:約60%)

 

朝から雨の日(屋外の湿度:90%弱)

 

スタイリングはどちらも同じです。

シャンプー後、ドライヤーで乾かした後、マジックカーラーで髪の流れを揃えた状態(ヘアアイロンはいっさい使っていません)。

 

湿度の違いでここまで差が出てしまいます。

屋外で湿気に当たればさらに悪化するので、この段階で「はい終了」という心持ちになります(笑)。

 

くせ毛にとって最悪な天候は、湿度60%超+風速4m/s以上

 

ウェザーニュースを使うと、その日の天気・屋外の湿度・風速(予測)を知ることができます。

※湿度はこの画面の上の部分に出ています。

雨でも風速3m/sまでなら、ワックスをつける程度で対処できることがわかっています。

 

が、雨天で風速が4m/sを超えたら強力な対策が必要。

無防備なまま外出すると、髪が天才に近づきます。

NATIONAL GEOGRAPHIC ドラマ”ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン”より

 

基本的なくせ毛対策2つ

 

(1)くせが出にくいヘアスタイルにする

 

最もくせが出にくいのはボブやワンレングスです。

髪の長さがバラバラなカットは、くせが出やすくなります。

 

好きなスタイルかどうかは置いておき、梅雨や蒸し暑い真夏に向けて、髪の長さが揃ったスタイルになるようにしていきます。

 

2022年5月16日

今年は4月から雨天続き。すでに憂うつさmaxです。

 

(2)くせが出にくい乾かし方、スタイリング法を習得する

 

生えぐせが出にくい方向に髪が流れるようにカットしたり、乾かしたり、スタイリングしたりすることで、びっくりするほどくせが出にくくなります。

美容院で教えてもらってください。

 

ワックスで広がりにくくする

 

ワックスを比較してみた記事で最も使用感が良かったワックスをつけて、本降りの雨の日に外出してみました。

 

外出前

 

帰宅後

風はそれほど強くありませんでした。

1時間以内なら、強いうねりや、表面のチリチリが戻るほどではないようです。

やっぱりこの商品はスグレモノかも?

 

帽子で湿気から髪を守る

 

外出前(湿度が高めの日の標準的な髪の状態)

 

外出後:

帽子なし(晴れているが台風接近で湿った強い風が吹いている日)

 

外出後:帽子あり(風はないが朝からサーッと降る本降りの雨

 

外出後:帽子あり(雨+強風で最悪の日)

 

帽子で保護された部分は朝の状態のだが、風と湿気に当たってしまった部分は全方向にハネている。

 

帽子を使わず、基本対策3つ(ヘアアイロン→ワックス→ハードのヘアスプレー)全部やってみた

 

帰宅後

(朝から傘を差さなくても歩ける程度の小雨。風はほとんどなし。傘は差して歩いた)

 

まとめ(2022年5月中旬現在)

 

□風がなく、屋外にいる時間が1時間以内なら、あまり気にしなくてよい。

 

□髪が少し傷むとしても、人に会う日は基本対策を実践するしかない(ヘアアイロン→ワックス→ハードのヘアスプレー)。

 

□蒸し暑く、湿った強い風の日は何をやっても駄目。

 帽子で湿気を防いでも、地肌に汗をかくとその湿気で最悪な状態になる。

 

何度も書いていますが、どうにもならない日はフルウィッグを使っています。

鳥の巣のような頭を晒すくらいなら、カツラとばれても構いません。

人から見てどうかより、くせ毛が憂鬱でしょうがないという自分自身のストレスから解放されます。

 

より自然に見えるウィッグを本気で作ってみたいと思い、大手Aのサロンに試着の予約を入れました!

 

補足:できれば避けたい対策

 

□ストレートのヘアアイロン

 

髪にかなりのダメージを与えるので、使わないですむならそのほうがよい。

 

□編み込み、まとめ髪

 

生え際の髪が抜けやすくなるため、いくらでも髪が生えてくる若い人以外は避けたほうがよい。

 

 

管理者プロフィール

@over50_wig
ライター/エディター
編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立。大手新聞社の月刊誌などで医療・健康分野を中心に取材活動を続けた後、現在は文化系法人専属の編集者。また、さまざまな実用書のディレクションにも携わっています。

生まれつき強いクセ毛。年齢とともに髪が細く広がるようになり、雨と風の日はファッションウィッグを使用。ウィッグサロンで販売と相談業務の経験あり。