強烈なくせ毛の者にとって、「くせ毛を生かす」は絶対やってはいけないカット&スタイリング法です。
が、美容師さんと相談のうえ、そこをあえてやってみることにしました。
くせ毛を生かしてみようと思った理由
きれいめのスタイリングをすると顔まわりとのバランスが取れにくくなってきたから。(爆)
今までは自分がしたい髪型よりもまず、くせが出にくく、”きちんと感”が感じられる髪型を第一としてきました(写真)。
が、顔つきや首すじから感じられる年齢に対して髪が”きれいめ”だと、なんだか違和感が・・・。
このままいくと、「きちんと感を出そうとして若作り方面に落ちる」恐れがありそう。
50代女性の髪型にありがちなんですよね。
ストレートのロングヘアや巻き髪=フォーマル
という刷り込みがある世代なので、きちんとしようとして微妙な若作りになってしまう・・・。
なかには薬師丸ひろ子さんのようにロングが似合って、無理な若作りにならない方もいます。
が、少数派かもしれません。
ではこの先いったいどうしたらいいんだろう。
とりあえず自分でヘアアレンジして検討
結果、違和感が出やすくなる1位が”どストレート”。
髪が細くなってきているので、アイロンでストレートにしても、若いときのような艷やかなストレートにはなりません。
頭頂部もぺったんこになるので、きれいめのつもりが貧相に見えてしまうパターン。
2位が内巻きでした。
内巻きはフォーマルな場には向いているのですが、年齢的にやっぱり違和感が出やすいですね。
しかも内巻き=いくつになっても異性にモテることを意識している人と思われたりしますよね・・・。
また、縮毛矯正をやめてからは、くせ毛もそれほど嫌でなくなってきているので、「これは自分ではない」と感じてしまいました。
うねりは生かし、チリチリは徹底的に抑える
私のくせ毛の悩みには2つあります。
(1)大きなうねり、くるくるしやすい毛(中央)
(2)細かいチリチリ(右)
困るのは2のほう。
1はむしろ少しあるほうが自然な感じです。
そこでまた美容院でお願いをしてみました。
カットオーダー
今後はくせを生かしてみたい。
けれど、くせが出やすいカットをすると、くせが全開になり悲惨なことになる。
なので、少しだけくせが出てもいい程度のカットにしていただきたい。
カット後、美容師さんからのアドバイス
髪が濡れているうちに自分の指先で毛先を巻きながら温→冷のドライヤーでスタリング。
最後にワックスで定着させるとよい。
ドライヤーなしでもいけそうなので、やってみて!
この時、サロンではとても簡単にいい感じに仕上げていただきました。
これならありかも!と盛り上がったのですが・・・
運悪く雨が降っていたこともあり、帰宅して鏡を見たら単なるくせ毛(ほぼ寝起き)になっていて奈落の底に・・・
くせ毛の呪いは一生もの。
どんなに頑張っても、くせ毛という髪質が変わることはないですからね。
やっぱり手軽、マジックカーラー
カーラーは髪の向きをまっすぐに揃えてチリチリを抑える目的で常に使っています。
普通に巻くとこんな感じです。
今回は少しくせが出るカットにしていただいたので、巻く向きを縦方向にしてみました。
カーラーを外した状態
からのワックス
ざっくり落ち着かせて、毛先だけくせを残すとこうなります。
毎日こんな感じでまとまるのが理想。
ですが、猛暑のなか外に出ると湿った風や汗で広がって汚らしくなるので、後ろをゴムでまとめています。
自髪のくせをもう少し生かそうとするとこうなります。
微妙・・・。
このくらいのラフさもありかもしれないのですが。
外出前でこの状態だと、外に出たらおそらく瞬殺です。
注意:ここから愚痴
世の中ではグレーヘアなど、ありのままの自分で生きる姿勢が支持されるようになってきました。
が、ありのままを貫くには誰に何を言われようと気にしない強さが求められます。
私の場合、雨や汗で復活したくせ毛を「汚らしい」「不潔っぽい」と言われたりすると、どん底に落ちてしまい、しばらく立ち直れません。
それが事実ならしかたないですが、風と湿気のせいでチリチリ全開になってしまうだけなんですよ?
きちんと洗髪しているし、家を出るときはスタイリングもばっちりなんですよ・・・
強いくせ毛である以上、直球で攻撃してくる人に出くわすことじたいは避けられません。
私はどん底に落とされたくないので、やっぱりありのままでいいとまでは思えないのです。
もっと年をとって、社会とのつながりが希薄になり、人が不快に思おうがどうしようが知ったこっちゃない!という人間になったら・・・
それはそれで恐ろしいなとも思います。
「ありのまま」も素敵に見えてなんぼですよね。
※今回のカットもとても扱いやすく(アレンジがしやすく)、気に入っています!
管理者プロフィール
@over50_wig
ライター/エディター
編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立。大手新聞社の月刊誌などで医療・健康分野を中心に取材活動を続けた後、現在は文化系法人専属の編集者。近年は20〜30代のクリエイター取材にも取り組んでいます。
生まれつき強いくせ毛。年齢とともに髪が細く広がるようになり、雨と風の日はファッションウィッグを使用。介護施設で美容ボランティア(洗髪後のドライヤー係)、ウィッグサロンで販売と相談業務の経験あり。