50代:好きな服を着るか、似合う服を着るか

 

あるベテランのアパレル販売員の方が言いました。

「私の年になると誰も(私のことを)見てないから何を着ようと自由。着たいものを着ればいいの」

 

確かにいます、着たいものを着ている方々。

 

・昭和のワンピースにハイヒール姿のご高齢婦人

・昔のバーバリーのコートをそのまま着ているバブル世代(?)

・浴衣をワンピースにリメイクして買い物に出かけるおばちゃん・・・

 

人から見てどうであろうと強烈に好きな服がある、それを着ることが楽しいのなら、自己完結でいいと思います。

(ちなみに冒頭のアパレル販売員の方はとても痩せているうえ、トレンドも把握しているので、何を着ても”こなれて”見えます)

 

私はそうではないうえ、次のような理由で服選びがとても大変です。

・自分の好みではない色やデザインが似合うと言われる。

・自分の好みの色やデザインのものが似合わない。

・上半身に厚みがあり、着太りしやすい。※写真はイメージ

 

私が好きな色はネイビー

そもそも黄色人種には難しい色です。

特にやってはいけないのがトップスにネイビーを持ってくること。

ものすごく顔色が悪く、老けて見えるんです。

 

そして私が好きなラインはストレート

 

かなり痩せていた若い頃に着ていたスーツは、ジャストサイズのテーラードジャケットにストレートスリムのスラックスでした(しかもネイビー)。

 

骨格診断でも「ストレート」と言われるので、Iラインが似合うはずなのですが・・・

上半身に厚みが出てきたせいで完全土管化。

棒状のシルエットで地味さが増して、全く洗練されて見えないのです。泣

 

で、複数の人から似合うと言われる色はオレンジやサーモンピンク

ややビビッドなオレンジやピンクでさえも似合うと言われます。

マスタード寄りのライトイエローもいけるようです。

 

そして似合うと言われるラインはフレア

これはトップスもパンツもスカートも全てにおいて、ひらひらしたものが素敵だと言われます(性格は全くフェミニンではない)。

 

 

ここまで一致しないと、服選びのモチベーションはかなり低下します。

はっきり言って苦痛でしかない。

 

しかし最近、解決策を見出したのです。

 

色の問題:同色系で似合う色を見つける

 

つい最近、ネイビーの代わりにブルーという選択肢があることに気づきました。

似合う似合わないを忌憚なく言ってくれるオーナーさんのお店で、絶対に似合うからと勧められてブルーのコート(Iライン)を買ったのがきっかけでした。

これがただ羽織るだけで野暮ったさが消え、色も形も似合うとまわりにも好評なのです。

 

※パーソナルカラー診断では、私は「ブルーベース」ではなく「イエローベース」です。

「青は似合わない色」ではあるのですが、青といってもいろいろです。

クールな青(左)と、ウォームの青(右)があるので、イエベでネイビーが好きな方はぜひブルーを試着してみてくださいね。

 

デザインの問題:好きな服で、似合う要素も含んでいるものを選ぶ

 

私の場合、ストレートなワイドパンツでも裾が少しフレアなもの、落ち感があるIラインでも素材がひらひらするようなスカートが好評だとわかりました。

 

立っていると普通のIラインなのですが、動くとフレアになったり、ひらひら感が出るものを選ぶとちょうどいいらしいのです。

 

まとめ:

 

・「好きな服」と「似合う服」のどちらを基準にするかで悩む必要はない!

 

・好きな服の中から似合う要素を含むものを探すようにすれば、「好きなもの=似合うもの」が実現する!

 

・突破できると服選びが楽しくなる!

 

残された課題は上半身の厚み。

ウエストは最大時と比べれば細くなっているのに、ウエストから上が膨張しているのです。

豊満というより、たくましい。泣

とりあえず1kgだけでも減量しなけりゃという状況の中でGWに突入してしまいます。

もう嫌な予感しかない。

 

管理者プロフィール

@over50_wig
ライター/エディター
編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立。大手新聞社の月刊誌などで医療・健康分野を中心に取材活動を続けた後、現在は文化系法人専属の編集者。また、さまざまな実用書のディレクションにも携わっています。