あるベテランのアパレル販売員の方が言いました。
「私の年になると誰も(私のことを)見てないから何を着ようと自由。着たいものを着ればいいの」
確かにいます、着たいものを着ている方々。
・昭和のワンピースにハイヒール姿のご高齢婦人
・昔のバーバリーのコートをそのまま着ているバブル世代(?)
・浴衣をワンピースにリメイクして買い物に出かけるおばちゃん・・・
人から見てどうであろうと強烈に好きな服がある、それを着ることが楽しいのなら、自己完結でいいと思います。
(ちなみに冒頭のアパレル販売員の方はとても痩せているうえ、トレンドも把握しているので、何を着ても”こなれて”見えます)
私はそうではないうえ、次のような理由で服選びがとても大変です。
・自分の好みではない色やデザインが似合うと言われる。
・自分の好みの色やデザインのものが似合わない。
・上半身に厚みがあり、着太りしやすい。※写真はイメージ
私が好きな色はネイビー。
そもそも黄色人種には難しい色です。
特にやってはいけないのがトップスにネイビーを持ってくること。
ものすごく顔色が悪く、老けて見えるんです。
そして私が好きなラインはストレート。
かなり痩せていた若い頃に着ていたスーツは、ジャストサイズのテーラードジャケットにストレートスリムのスラックスでした(しかもネイビー)。
骨格診断でも「ストレート」と言われるので、Iラインが似合うはずなのですが・・・
上半身に厚みが出てきたせいで完全土管化。
棒状のシルエットで地味さが増して、全く洗練されて見えないのです。泣
で、複数の人から似合うと言われる色はオレンジやサーモンピンク。
ややビビッドなオレンジやピンクでさえも似合うと言われます。
マスタード寄りのライトイエローもいけるようです。
そして似合うと言われるラインはフレア。
これはトップスもパンツもスカートも全てにおいて、ひらひらしたものが素敵だと言われます(性格は全くフェミニンではない)。
ここまで一致しないと、服選びのモチベーションはかなり低下します。
はっきり言って苦痛でしかない。
しかし最近、解決策を見出したのです。
色の問題:同色系で似合う色を見つける
つい最近、ネイビーの代わりにブルーという選択肢があることに気づきました。
似合う似合わないを忌憚なく言ってくれるオーナーさんのお店で、絶対に似合うからと勧められてブルーのコート(Iライン)を買ったのがきっかけでした。
これがただ羽織るだけで野暮ったさが消え、色も形も似合うとまわりにも好評なのです。
※パーソナルカラー診断では、私は「ブルーベース」ではなく「イエローベース」です。
「青は似合わない色」ではあるのですが、青といってもいろいろです。
クールな青(左)と、ウォームの青(右)があるので、イエベでネイビーが好きな方はぜひブルーを試着してみてくださいね。
デザインの問題:好きな服で、似合う要素も含んでいるものを選ぶ
私の場合、ストレートなワイドパンツでも裾が少しフレアなもの、落ち感があるIラインでも素材がひらひらするようなスカートが好評だとわかりました。
立っていると普通のIラインなのですが、動くとフレアになったり、ひらひら感が出るものを選ぶとちょうどいいらしいのです。
まとめ:
・「好きな服」と「似合う服」のどちらを基準にするかで悩む必要はない!
・好きな服の中から似合う要素を含むものを探すようにすれば、「好きなもの=似合うもの」が実現する!
・突破できると服選びが楽しくなる!
残された課題は上半身の厚み。
ウエストは最大時と比べれば細くなっているのに、ウエストから上が膨張しているのです。
豊満というより、たくましい。泣
とりあえず1kgだけでも減量しなけりゃという状況の中でGWに突入してしまいます。
もう嫌な予感しかない。
管理者プロフィール
@over50_wig
ライター/エディター
編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立。大手新聞社の月刊誌などで医療・健康分野を中心に取材活動を続けた後、現在は文化系法人専属の編集者。また、さまざまな実用書のディレクションにも携わっています。