50代:ロングヘアが似合う人、短くしたほうがいい人

 

「年齢を重ねてもロングヘアが似合う人は稀」

これは多くの美容師さんが口を揃えて言うことです。

が、いくつになってもロングヘアが似合う人がいます。たとえば50代以上の女優さんでは高橋ひとみさん、萬田久子さんなど。天海祐希さんも、あまり短くないほうがお似合いですね。

高橋ひとみさん ホリプロ オフィシャルサイトより

 

顔つきやパーソナルイメージによるものか、ロングヘアでもいやらしさが漂わない、むしろスタイリッシュに見えるという共通点があるように思います。

 

ロングで老け見えしやすくなる50代以降

 

ですが、たいていは50代になるとそれまでの長さがもっさりして見える、似合わなくなったと感じ始めます。なぜなのでしょうか?

 

いちばんの理由は、顔つきや髪質の変化。また、シニア世代専門の美容師さんによると、「つむじまわりのボリュームがなくなってくるのに対して、襟足のほうはボリュームが変わらないので、顔のたるみが強調されやすくなってしまうんです」とのことでした。

50代でも頭頂部にボリュームがあり、毛先までツヤのあるきれいな髪であれば、まだなんとかロングが素敵に見える可能性はありそう。

 

「ロング以外あり得ない」という思い込みを捨てよう

 

たまに、背中まであるようなロングヘアの年配女性がいらっしゃいます。

「こまめに美容院に行くのが面倒」「長さがあればまとめられるから」という方もいますが、ロングであることに強いこだわりがある方も。

「ロングが好き。短くしたことは一度もない。ロング以外あり得ない」

こうした方とお話ししていると、「短くすると女性らしさが失われる」と思い込んでいるのでは?と感じることがあります。

 

私自身が2020年までセミロングだったので、お気持ちはとってもよくわかります。「短くしたらいかにもオバサン、へたをしたらオジサンになっちゃう!!」という不安がありました。

が、強いくせ毛、髪がパサついてきたという理由で思い切って卒業。結果は周囲に大好評。自分でも気に入っていて、今となってはロングに戻るなんてあり得ないと思うくらいです。

詳細記事(セミロングとの比較写真あり)

銀座の隠れ家サロンでボブにしてみた

ショートはトレンドにもなっているので、そろそろロングを卒業したいと思っている方は挑戦してみてください。

 

ミドル世代のロングヘアがどう見えるか、ショートにするとどうなるか、比べやすいのは女優の風吹ジュンさんです。ぜひネットで画像検索してみてください。若い頃から40代くらいまではロングでしたが、50代くらいでボブ系のショートになっています。年齢を重ねてからは、明らかにショートのほうが若々しくて軽やかに見えることがわかります!

髪を短くしても、スタイルがその人に似合っていれば女性らしさが失われる心配はないと思います。

 

ゾンビに転ぶ恐れあり。ロングのグレイヘア

 

ただでさえハードルが高いのがグレイヘア。50代以降の「染めない」「切らない」は、髪質が悪ければゾンビ化する可能性も。

ロングのままグレイヘアに挑戦したいという方は、まずウィッグを試着してみるとイメージしやすいですよ(今のところファッションウィッグにはないと思うので、探すとしたらコスプレ用になります)。

ゾンビクイーンウィッグ

 

Kamiyama

ライター/エディター
編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立。医療・健康分野を中心に取材活動、コピーライティングを続けた後、現在は文化系法人専属の編集者。また、さまざまな実用書のディレクションにも携わっています。

生まれつき強いクセ毛。年齢とともに髪が細く広がるようになり、雨と風の日はファッションウィッグを使用。ウィッグサロンで販売と相談業務の経験あり。