今回は50代以降の生き方論を交えつつ、ネットで賛否両論の顔トレについてまとめました。
頬のたるみ、おでこのシワ、ほうれい線、目元の笑いじわなど、いよいよ顔つきが老けてきたなーと感じたときにネットで調べ始めるのが”顔トレ”。
動画も含めてじつにいろいろなトレーニングが出てきますよね。
果たしてどれがいいんでしょう。
予算、お手軽度など、人によって基準はさまざまだと思います。
いずれにしろ、特定の高額商品(美容液や健康食品など)を売ることが目的のサイトは避けたほうがよいでしょう。
私の場合は、実践して効果が出た人の記事や画像があるかどうかをチェックしています。
もちろん、いかにも捏造されているものや、ヘアメイクや照明で効果を強調したものなどは除外します。
信頼性が高い個人ブログをチェックする
かなり前になりますが、下記のブログ記事を発見したとき、「えっ、こんなに変わるの!?」と驚いたんです。
顔を変えるのは簡単なのです♡コアフェイストレーニングレッスン受付中
私はメディア関係の仕事を長くしているので、掲載されている画像にごまかしがないことは見てわかります。
ここまで明らかな効果が出るのに数年かかるのか・・・と思うと”遠い目”になってしまいますが。
上記ブログの作者さんが実践しているのはコアフェイストレーニング。
その本家本元は、間々田佳子さんという方です。
まずは間々田さんの著書、『かんたん顔筋トレ』という本を購入。
見様見真似でざっと試してみました。
そしてすぐに気づいたことが1つあります。
それは、目の緊張感です。
目がパッチリ開いているかどうかで
顔の老け度が大きく変わる
脱力しているときの私の目
眼輪筋に力が入っているときの私の目
どちらも同じ右目なんですが、印象が全く違います!!
自撮りするときは言うまでもなく後者の目になるので、ここまで違うということを初めて自覚。
1人で飲食しているとき、スマホで本を読んでいることが多いんですが、おそらく前者の目になっていると思います・・・。
この本では、次のようなことが書かれています。
ぼ〜っとしているとき、ふと目にした自分の顔にびっくりしたことはありませんか?
鏡で見ている自分の顔は、無意識に「キメ顔」をしているんです。
自撮りや、撮られるとわかっている状態で他撮りされるときなどは意識的に「キメ顔」をしますよね。
でも本当の普段の自分の顔はそうではない。
油断して脱力しているときの顔こそ、本当の自分の顔だというのです。
たとえば、ふいに電車がトンネルに入った瞬間、窓に映る自分の顔・・・。
1人でぼんやりしているときも、そういう顔になっているってことですよね。
まあ、1人でぼんやりしているときくらい脱力顔でもいいと思いますけども。
避けたいのは、脱力顔が固定化してしまうことなんです。
特に目(目つき)が人に与える印象は、とても大きいものがあります。
上の比較画像からもわかるように、目つきが虚ろだと、疲れている、やる気がない、老けているといった印象になりがちです。
頬のたるみが改善するかどうかより、まずは脱力顔が固定化するのを避けるために顔トレをしたほうがいいというのが私の感想です。
目をパッチリ開くには
眼輪筋の力が必要
コアフェイストレーニングの「アイトレ」の項目には、まず「目を開く」と書いてあります。
で、さっそくやってみると眉が上がってしまう。
目のまわりの筋肉(眼輪筋)で目を開く感覚が掴めていないと、おでこの力で目を開こうとしてしまうんです。
これを繰り返すとおでこにシワが刻まれてしまうので、おでこにシワが寄らないよう手のひらで押さえて、眼輪筋で目を開くトレーニングをするんですね。
これはすぐに感覚が掴めるので、おすすめです。
今は仕事中などもなるべく意識するようにしています。
顔トレ、顔ヨガは賛否両論
シワができたら逆効果
ヘアケア業界や美容業界では、顔のたるみは頭皮のたるみであり、一度たるんだものをトレーニングで上げることは無理とされています。
これについては私も異論がありません。
が、たとえば体を鍛えるとラインがシュッと締まってくることからもわかるように、トレーニングの効果が全くないとも思いません。
冒頭の杉田さんのブログにあるBegfore&Afterの画像がその証であると思います。
顔トレで注意が必要なのは「過ぎたるは及ばざるが如し」ということです。
海外男性で、顔トレをやりすぎてエラが張りホームベースのようになった動画が話題になったことがありました(下記リンク)。
たるみが改善することはないにしても、顔トレで顔の輪郭が変わることは間違いないようです・・・。
顔トレでシワができる恐れもあります。
目尻やおでこ、ほうれい線などにシワができないよう、手で押さえながら行うことが大前提となります。
間々田佳子さんのコアフェイストレーニグは、オンラインレッスン(有料)もありますよ。
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何よりびっくりするのは、間々田さんの体型がすっきりしていること。
一切の隙がないというか、全身が1ミリも脱力していない感じがします・・・。
私には無理そうなので、少なくとも脱力顔が固定化しないよう頑張る今日このごろです。
気になるフェイスラインをすっきりさせるメニューとしては、「舌筋プッシュアップ&ダウン」というものが効きそうな感じがしています。
50代後半から、どんな「顔」で生きていく?
人にはいろいろな「顔」があります。
最もわかりやすいのが所属や肩書きです。
他にも奥さん、お母さん、ケアラー(家族の介護をする人)など、いろいろな顔があります。
いつまでも働く女性の顔で生き続けたいと願ったとしても、結婚や子育て、親の介護などで思うようにならない局面もあるでしょう。
私の場合、ストイックに仕事を頑張っていたのは30代まででした。
40代以降、自分がうまくはまる仕事(裏方仕事)に恵まれ、毎日が楽になりました。
50代半ばを過ぎるとさらに楽になり、今後の人生は自分が好きなこと(趣味)、得意なこと(裏方仕事)にとことん集中すればいいという気づきが得られました。
心が脱力すれば、人生は心底楽しくなる
私と違ってキャリアアップを図り続けて社会的地位を築き上げ、家庭では妻でありお母さんという同年代の知人もいますが、そうした人に劣等感を抱くことがなくなりました。
自分が進む道がはっきり見えたからだと思います。
私は彼女ではなく、彼女のように生きる必要はありません。
顔つきが脱力しきるのは嫌ですが、心は脱力したほうがハッピーです。
脱力を許さない? 大門未知子
「目を開く」で思い浮かぶのが「ドクターX」の大門未知子の目。
オペ中の白目がすごくて怖いんですが、「絶対に失敗しない」という強い思いを表現した米倉涼子さん渾身の演技だったと思います。
同じく米倉さん主演のドラマ「エンジェル・フライト」もまた別のインパクトがあり、毎回、米倉さんが泣くシーンで一緒にボロボロ泣いてしまいました。
人の生死を扱う脚本と、よほど相性が良い方なんでしょうね。
・・・が、あまりにストイックな生き方をされているような気がして少し心配。
その姿勢はリスペクトしかないのですが、50代以降は脱力してもいいんじゃないですかね。
脱力したからってオファーが来なくなるような方には思えませんから。
自分が彼女の姉とか叔母だったら、そう言ってしまいそうだなあ。
個人的に、いい脱力具合だなと憧れるのが薬師丸ひろ子さん、ちょっと年上になりますが宮崎美子さんなどです。
管理者プロフィール
Kamiyama
ライター/エディター
編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立。大手新聞社の月刊誌などで医療・健康分野を中心に取材活動を続けた後、現在は文化系法人専属の編集者。絵の描き方など実用書の編集も行っています。
生まれつき強いくせ毛。年齢とともに髪が細く広がるようになり、雨と風の日はファッションウィッグを使用。介護施設で美容ボランティア(洗髪後のドライヤー係)、ウィッグサロンで販売と相談業務の経験あり。