ウィッグの耐用年数は、品質、使用頻度、扱い方などによって違ってきます。
高価なウィッグが次のような状態になってきたら、まずはメンテナンスサービスを行っているウィッグサロンに相談してみてください。
いきなり買い替えなくても、メンテナンスで改善できる場合があります。
・カールが落ちた。スタイルが崩れてきた。
→サロンでスタイリングし直してもらえます(料金は事前に確認)。
・少しずつ毛材が抜け落ちて、スカスカ感が出てきた。
→サロンで植毛してもらうことができます(料金は事前に確認)。
・ツヤがなくなってきた。
→ウィッグ専用のツヤ出しオイルを使ってみてください。
・毛先がチリチリして絡まっている。
→サロンで毛先をカットしてもらえます(料金は事前に確認)。
・毛材が抜け落ちて裏側のネットが見えてしまう。使い古し感がある。
→買い替えをおすすめします。
・自髪の脱毛が進んで、今まで使っていたパーツウィッグでカバーできなくなった。
→より広い範囲をカバーできるウィッグに買い替える必要あり。
■ウィッグを長持ちさせるコツ
・使わない時はスタンドに掛け、ホコリよけの布をかけておく。
(箱に入れたままにしておくと、スタイルが崩れてしまいます)
・とかす時は、専用ブラシを使って軽くとかす。空気が乾燥する季節は静電気防止スプレーを使う。
(ウィッグが傷む最大の原因は静電気と強い摩擦です。
特にセミロングやロングのウィッグは、コートの衿やストールとの摩擦で静電気が起きやすくなります)
・洗う時にお湯を使ったり、ドライヤーやアイロンを使ったりしない。
(「耐熱性」と書いてあっても、ドライヤーやアイロンの高熱はダメージになります。
また、人毛100%以外のウィッグは必ず自然乾燥させてください)
・使うたびにピンに毛が絡まっていないかチェックし、絡まっていたら外しておく。
(ピンに毛が絡んだままで使い続けると、強く絡んで取れなくなります。
その場合はハサミでカットしてください)
・日常的に使う場合は、2〜3個を使い回す。
(ふだん使いにする場合は、洗い替えという面でも複数が必要になります)