イケてる薄毛のためのスタイルメディア”NOHAIRS”

 

 

NOHAIRS

薄毛をコンプレックスにせず個性ととらえ、ヘアスタイルの選択肢を増やすカルチャーブランド。

隠すことが主流になっている薄毛を、一つの個性としファッションに変えた男性たちをモデルに迎えて展開する、イケてる薄毛のためのスタイルメディアです。

 

代表は元アパレルショップスタッフの高山芽衣さん。

株式会社Passion monsterを2019年に設立。

ミッションは「多様性があたりまえな社会を創造する」こと。

 

「ステレオタイプなものを追うよりも、自分自身が意図したブランディングでパフォーマンスをあげることが人生の充実につながる」という企業理念のもと、NOHAIRSを設立。

サイト、YouTubeチャンネル、メンバー個人のSNSなどを通じて発信しています。

 

NOHAIRS YouTubeチャンネル

2021年11月現在、YouTubeチャンネルの登録数は8000人を超え、300人を超えるメンバーがNOHAIRSに登録しているそう。

その1人であるKiyoさん(宮本清人さん)にお話を伺いました。

 

Kiyoさんは1974年生まれ、身長171cm。

髪を染めたりパーマをかけたりして遊ぶのが好きでしたが、20代半ば頃から髪のボリュームが少なくなり、自由なスタイリングが楽しめなくなってきたそうです。

 

20代後半、自分でバリカンを使ってボウズに。

ボウズは髪をまったく生やさないスキンヘッドとは異なり、トップの長さを残したもの、トップを短くカットして逆立てるソフトモヒカン、限りなくスキンヘッドに近いものなど幅広いスタイルがあり、髪の量にあわせて試行錯誤を重ねてきたそうです。

 

スキンヘッドはいつからですか?

 

39歳からです。

もともと薄毛の家系で心構えがあったせいか、「剃っちゃえばいいや」という感じで、あまり抵抗なくシフトできました。

 

NOHAIRSに関わるようになったのはいつ頃ですか?

 

2019年です。NOHAIRSの理念に感銘を受けて応募しました。

サイト内でファッションコラムを書いたり、YouTubeのメインキャストとして自らモデルとなり、スキンヘッドのやり方や、薄毛男性に似合うファッションなどを発信しています。

 

Kiyoさん個人のInstagramもNOHAIRSに絡んだ投稿が増えていますね(以下、一部抜粋)

@kiyo44miya

 

Kiyo「約30年前、マイケルジョーダンに憧れていた田舎のダサ坊が、いま頭だけは同じになる事ができました」

 

「剃った後青々なるのをなくすのはどうしたら良いんでしょうか?」

 

Kiyo「髪質や量、スキンヘッド歴と色々個人差があるので一概にこれがいい!ってのは無いと思いますが僕の場合だと毎日丁寧に剃り、剃った後の保湿などのケアを欠かさず年月を重ねる事で今に辿り着いた感じです。その間6年って感じです」

 

スキンヘッドにしてから、まわりの反応は?

 

もともとInstagramにも投稿していましたが、特にYouTubeチャンネルに出始めてから、僕を見てこうしましたとか、影響を受けましたとか、ダイレクトに意見をもらうようになりました。

おかげでInstagramもフォロワーが増えて、いいねもたくさんつくようになってきました。

 

ボウズとの違いは?

 

スキンヘッドは髪でごまかすことが一切ないので、生きてきた経緯が出やすいんです。

ありのままの自分がさらけ出されるので、嘘偽りなく堂々としていないとカッコよく見えません。

 

育毛剤を試したことは?

 

あることはありますが、カッコ悪いからすぐにやめました。

そこにお金をかけるくらいなら服を買ったほうがいいなって。

そういうことにしがみつくのが好きではないんです。

 

頭のことを人から言われたりは?

 

僕の場合はからかわれたり、笑われたりはしないです。

女性にもそれなりにモテていると思います。

 

ハゲを気にして自分の弱さを出してしまうと、まわりが気を使いますよね。

薄毛をネタにいじってくる人もいる。

髪がなくなることに恐怖を感じて隠そうとするのは、逆効果なんです。

表情や態度が堂々としていれば、髪のことを言われなくなります。

 

私の父も若い頃から堂々としたハゲでしたが、開き直っているだけで、おしゃれなわけではありませんでした。

おしゃれなハゲになるには、やはり髪以外の部分で工夫がいりますよね。

 

メガネ、ヒゲなどの顔まわりや着るものなど、トータルでカッコよく見えるよう工夫できる要素はたくさんあります。

うまくやると、そんなにカッコよくない人でもカッコよく見えてしまうのがスキンヘッドです。

 

NOHAIRSのサイトやYouTubeチャンネルを見ると、詳しく紹介されていますね! 

「髪はまだあるけどスキンヘッドにしたくなった」「メンタルの開放感すごそう」といったコメントが印象的でした。

 

寝ぐせや白髪も気にしなくていいと思うと、メリットは多々ありそうです。

ただ、スキンヘッドの場合は少しでも生えるとそっちが気になりそうですね。

 

そうなんです。

ちょっとでも生えると無精感が出るんじゃないかと気になります。

人に聞くと「わからない」と言われるんですが、朝のルーティーンとして毎日きちんと剃って、完璧な状態にして人前に出るようにしています。

 

私はくせ毛が最大の悩みで、白髪が出ると不潔っぽく見えてしまうという問題があります。

コンプレックスまでいかなくても、髪のことで悩んでいる人は多いですね。

 

薄毛も悩んでいる人のほうが圧倒的に多いです。

海外では知名度の高い人も含め、ハゲでもカッコよく生きている人が普通にいます。

ところが日本では隠そうとする人が圧倒的に多い。

 

僕がこの活動をしているのは、日本でカッコいいハゲとして発信できる人がいてくれたらラクだろうと思うから。

 

身長も含めてごく一般的な日本人の体型なので、僕みたいな人がカッコいいハゲの1人として発信することに価値があるんじゃないかと思っています。

 

/////NOHAIRSの着こなしメソッドを一部紹介

 

□自分に似合う色を把握する(頭皮の色を基準に選ぶ。パーソナルカラー診断がおすすめ)。

 

□おしゃれに見えるのは、スーツなどきれいめの服。

 

□柄物を着ると、やんちゃに見えやすい。

 

□黒の無地など、シンプルなものを選び、トップスや小物の色、シルエットでメリハリをつける。

 

□無地のシンプルなキャップ、薄く色の入ったサングラス、ヒゲ、シンプルなTシャツでまとめると雰囲気が出せる。

 

□シンプルなハットをいくつか持っているとファッションの幅が広がる(夏はストローハット、冬はニット帽など)。

 

□スタンドカラー、フードが固めで衿が立つパーカーなど、首まわりにボリュームが出るアイテムはバランスがとりやすい。

 

 

取材・テキスト:中山薫

ライター/エディター
編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立。医療・健康分野を中心に取材活動、コピーライティングを続けた後、現在は文化系法人専属の編集者。また、さまざまな実用書のディレクションにも携わっています。

生まれつき強いクセ毛。年齢とともに髪が細く広がるようになり、雨と風の日はファッションウィッグを使用。ウィッグサロンで販売と相談業務の経験あり。